あにめあん出張所

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Re:ゼロから始める異世界生活 最終話感想

リゼロが最終回を迎えました。2014年春アニメですが、2クールだったので、1クールの夏アニメと同じ9月の終了です。最終回、それなりにまとまった形で終わりましたが、TVアニメで描かれているのは原作のWeb小説の途中までのようです。続きが気になる方は、「Re:ゼロから始める異世界生活 - 小説家になろう」で全て公開されているので、読まれたら良いかなと思います。紙で読みたい方は「MF文庫J 」で9巻(9月23日発売)まで発刊されています。もしかしたら、TVアニメの続編とか、映画化とかあるかもしれないので、原作を今読んでしまうと、アニメを見る楽しみが減ってしまうかもしれませんが。


さて最終回、途中、ラムとかクルシュとか色々回り道がありましたか、ちゃんと最初のエミリアに戻りました。pixivの投稿数とか見ると、途中からエミリアがほぼ不在だったせいもあるのか、ラムの方が多かった気もしますが、安定の結果だと思います。


ラストショット、「ただそれだけの物語」と表示されますが、それはつまり、「ボーイミーツガール」ってことですかね? まあ、男子向けの深夜アニメで、ボーイミーツガールではない物語の方が少ないと思いますが。


異世界を舞台にしたボーイミーツガール。リゼロは、「死に戻り」というこれまでの異世界召喚物にはない特殊スキルが秀逸だったと思いますが、それを活かして、ボーイミーツガールの物語をうまく描いたと思います。物語も良かったですが、作画も良かったと思います。キャラは、ネットではスバルには「ちょっと引く」というような意見もあるようですが(それは私も感じましたが…)、まあ、女性キャラは、ほぼ文句なく魅力的だったのではないでしょうか。もちろん、男子に都合の良すぎるヒロインであるという批判もあるでしょうが、リゼロは意外に女子にも人気があるようです。何でですかね?


女の子を助けたいというのは、男子が持っている一つの欲求なんですかね。現実世界では、まあ、そういう機会は確かにあまりないでしょうね…。そういった男子の欲求を良く満たしてくれるアニメであったように思います。そして、助けてあげたことをきっかけに好意を持たれて、ハッピーエンド。一つの理想と言うか…、まあ、理想と言うよりも、妄想に近いんでしょうけど。

さて、間違いなくハッピーエンドだったとは思うのですが、若干気になると言うか、スバルがかわいそうな気がするのが、エミリアのラストのセリフが、「ありがとうスバル。私を助けてくれて」だったこと。


最終話、スバルはエミリアに何度も「好き」とはっきりと言っているわけですが、エミリアは、「嬉しい」とか「幸せ」とは言っていても、結局ただの一度もスバルに「好き」だとは言ってないんですよね…。あれ、これってもしかして現実世界だったら、「好意はうれしいけどゴメンナサイ。いい友達でいましょう」のパターンじゃないのか(笑)。


まあ、たぶんそうじゃないことが原作ではちゃんと描かれているんだと思いますが…。アニメの続編がないことがはっきりしているのであれば、早く原作を読みたいです。でも、たぶん、きっと続編か映画あるよね。「Re:ゼロから始める異世界生活」、2016年春の覇権アニメだったと思います。


余談ですが、辻村深月さんの小説の「ハケンアニメ!」ですが、「派遣アニメ」じゃなくて、「覇権アニメ」のことです。私は、実際に読むまで、派遣なのか覇権なのか分かってませんでした。とても面白いのでおすすめです。

出典:あにめあん