終末のイゼッタ第1話『たたかいのはじまり。』感想
亜細亜堂制作の「終末のイゼッタ」、第1話「たたかいのはじまり。」ですが、とても素晴らしかったと思います。
テンポの良い展開。自然なキャラクター描写、分かりやすい状況説明。安定した作画。ワクワクさせるアクションシーン。そして、幼少期に魔女狩り?にあったイゼッタをかばったために負ったであろうフィーネの傷跡を見せるためという一応必然性のあるサービスシーンと、ほぼ全ての点において非常にレベルが高かったと思います。
そして、何と言っても、フィーネ姫がとても魅力的に描かれていたと思います。
エイルシュタット公国のフィーネ姫ですが、ゲルマニア兵に追われながら、列車の屋根に逃れ、更には鉄橋から飛び降りて、逃げ延びるなど、簡単にはあきらめないし、勇気もある。その上、ブリタニア王国を参戦させるため、過去に断ったブリタニア王国のヘンリー殿下からの求婚を受けようとするなど、自分の身を犠牲にしてでも国と国民を守ろうとする姿勢など、本当に理想の姫さま(イゼッタがフィーネのことを「姫さま」と連呼していたことあり、「風の谷のナウシカ」を思い出した人もいるのではないでしょうか)。
これが「ちびまる子ちゃん」「まんが日本昔ばなし」などを手がけてきた制作会社の実力というものなのでしょうか…。非の打ち所がない第1話だったと思います。
第2話「傷跡と銃声と」が楽しみです。
第2話の感想はこちら